宝石の説明を何度も聞いたので、忘れないように書き残した。
15年くらいの間に5個以上の宝石を買ったと思う。
見せてもらった宝石の中で一番高価だったのは、アレキサンドライトという宝石。
これを家まで持ってきてもらったが、強盗に襲われないかと心配したことを思い出す。
名称(価格例)
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説 明
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写真
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エメラルド
(30万円)
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エメラルドのみずみずしいグリーンカラーは、古くから心を静め、想像力をかき立てる石といわれる。そのグリーンの洗練された美しさによって、いつの時代も不動の人気を誇り、希少性からも最も高価な宝石の一つとなっている。色が濃く透明感と光沢に優れるものほど人気がある。ブラジル産のエメラルドはテリと碧さが魅力。5月の誕生石。主要産出国:コロンビア、ブラジル、ザンビア。
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トルマリン
(8万円)
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トルマリンは和名電気石と呼ばれる。結晶を加熱、摩擦することで電気を発し、その作用は近年マイナスイオン効果と呼ばれ、体にいい石として人気がある。色合いは豊富でピンク、オレンジ、黄色、緑、藍、紫、バイカラーというように豊富な色彩をもつ。グリーントルマリンをはじめ、ピンクトリマリン、中でも濃赤色のものは、ルベライトと呼ばれ珍重されている。ブルートルマリンはインディコライトとも呼ばれ深い青色が魅力的で希少性が高い色。バイカラートルマリンはグリーンとピンクのトルマリンが一つの石に共存している。中心部がピンクで外縁部がグリーンの結晶を輪切りにした場合にはウォーターメロンと呼ばれる。10月の誕生石。主要産地:ブラジル。
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インペリアル
トパーズ
(11万円)
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古代ギリシャではトパーズは力を与えると信じられていた。またインドでは昔からトパーズを心臓の上に着用すると長命、美、知性が約束されると信じられていた。インペリアルトパーズは唯一ブラジルのミナスジェライス州のオウロ・プレットで産出される。シェリー酒の黄色、オレンジ、淡いピンク色、レディッシュオレンジなど色合いが豊富。優しげな色調とみずみずしい高い輝きをもち、格調高いこの宝石は羨望の的。ピンク色は高価。11月の誕生石。
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アレキサンドライト
(250万円)
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昼光または蛍光灯の下では美しいグリーン、そしてランプやキャンドルの白熱光源下ではパープリッシュレッドに変化する。アレキサンドライトの劇的な変色効果は「昼はエメラルド、夜はルビー」と表現されている。1830年ロシアで発見され、帝王アレキサンダー2世にちなんでアレキサンドライトと命名された。その後ロシアの鉱床は枯渇し、現在はブラジル、スリランカ、東アフリカが主産出国。産出が少なく大変希少価値がある宝石。6月の誕生石。
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ダイヤモンド
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宝石の王様と称されるダイアモンド、そのはじまりはインド。何世紀もの間インドが唯一の産出国だったが、1700年代にブラジルでもダイアモンドが発見され、長い間ブラジルが最大の産出国となった。その後、南アフリカ、カナダ、オーストラリアでも産出が始まった。現在でも良質のダイアモンドがブラジルから産出される。万物の中で最高の硬さと美しい輝きをもつダイアモンドは愛を語る上で欠かせない存在となっている。4月の誕生石。
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アクアマリン
(30万円)
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涼しげなブルーカラーはその名前に表れていて、アクアマリンとはラテン語で「海の水」を意味する。中世の賢者は目や肺の病気をはじめとする様々な病の薬としてアクアマリンに触れさせた水を処方した。この宝石を身につけると洞察力と先見の明が備わるといわれている。ブラジル原産の石としてもっとも有名なカラーストーン。波打ち際の淡いブルーから、深海のような深みのある青さまである。エメラルドと共にベリルグループに属している。3月の誕生石。主要産出国:ブラジル。
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フビリッタ
(ルビリット)
(Rubellite)
(30万円)
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ルベライトともいう。世界で最大にして最良のルベライトの産地はブラジルのミナス・ジェライス州。中でもゴヴェルナドール・ヴァラダレスの南東70kmのジョナス鉱山群一帯とその北200kmのアラスアイーサリーナス一帯との二ヶ所が最も豊かなルベライト産地。とは言え、宝石質のルベライトがペグマタイト鉱脈から何時でも採れるという訳ではない。何年か何十年かに一度、偶然に晶洞が発見された時のみに限られる。鉱物学の知識が無かった昔は赤く透明~半透明の宝石の多くがルビーと考えられていた。
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クリソベリル・
キャッツアイ
(Chrysoberyl Cat's-eye)
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キャッツアイは猫目効果のことで、宝石そのものではない。キャッツアイ効果を表わす宝石には、トルマリン、アクワマリン等々あり、それぞれトルマリン・キャッツアイ、アクアマリン・キャッツアイと呼ぶ。ただキャッツアイといったときは、クリソベリル・キャッツアイを指す。それほど自然界の中で知られている最も美しい猫目効果の宝石。最も高く評価されるのは蜂蜜の色に似た、やや緑がかかった黄色で、ハニーイエローといわれる。クリソベリルの硬度は8.5、宝石としてはダイヤモンド、コランダム(ルビー・サファイア)に次いで三番目に硬い石。主な産地はスリランカ、ブラジル(特にミナス・ジェライス州)である。最も高価な宝石の種類にランクされている。
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宝石屋さんの話しでは、宝石か金を採る場所に行ったとき、強盗と撃ち合いになったとのこと。
普段は現地に行くわけではないらしいが、宝石を扱う世界の人たちは、命がけで商売していると思った。
ところで、
ブラジルでは18世紀の始めにダイヤモンド鉱脈が発見され、それから約1世紀に渡ってダイヤモンドの主生産地であり続けた。
その影響でダイヤモンドに由来する地名が多い。
ブラジルの地図帳には下記の地名が載っている。
(1)Diamante(ジアマンチ) PB州
(2)Diamante do Norte/Oeste/Sul(ジアマンチ ド ノルチ/オエスチ/スウ) PR州
(3)Diamantina(ジアマンチーナ) MG州
(4)Diamantino(ジアマンチーノ) MT州
(5)Parque National da Chapada Diamantina(パルキ ナシオナウ ダ シャパーダ ジアマンチーナ) BA州
今でもブラジルではダイヤモンドが採れているようなので、生産量を調べてみた。
世界の中では、ブラジルのダイヤモンド生産量は少ない。
生産量第3位のコンゴ民主共和国の東部では、コンゴ領内から自国に攻めてきそうなゲリラ軍と戦うためという理由で、隣のルワンダとウガンダから軍が侵入しているが、彼らの本当の任務は、コンゴで採れるダイヤモンドや金などを持ち出すことらしい。
「内戦」「平均寿命」などの話題とダイヤモンド生産量には関連があるという目でニュースを見ていきたい。
天然ダイヤモンド生産量(2009年)
順位
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生産国
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千カラット
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1
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ロシア
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32791
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2
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ボツワナ
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31000
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3
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コンゴ民主共和国
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18000
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4
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カナダ
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10946
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5
|
オーストラリア
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10760
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6
|
アンゴラ
|
9000
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7
|
南アフリカ
|
5500
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8
|
ギニア
|
3000
|
9
|
ナミビア
|
2300
|
10
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中国
|
1100
|
11
|
ジンバブエ
|
800
|
12
|
ブラジル
|
782
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13
|
ガーナ
|
620
|
14
|
レソト
|
450
|
15
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中央アフリカ共和国
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360
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宝石の話しからそれるが、上記(3)Diamantina(ジアマンチーナ)は別の意味で訪れたい場所だ。
それは、町の中で音楽会が開かれる場所だということ。
音楽会の名前は、「ヴェスペラータ」。
下の写真のように、路地に面した建物の窓で楽団が演奏する。
ちょっと変わった雰囲気で音楽を聴くことができる。
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