具体的には、試合が終わって前の席に座っていた3人のブラジル人が帰ったあと、急に涼しくなったような気がした。
体温の差があるのではないかと思って調べてみた。
ブラジル人の体温は不明だが、日本人とアメリカ人の体温差を書いたものがあったので、ブラジル人も同様だろうと思う。
インターネットで調べると、英国人と豪州人も日本人より体温が高いという書き込みがあった。
この原因は、赤血球の数の差で説明できるとのこと。
つまり、欧米人のほうが赤血球が多い=比重が高い=濃度が濃い=蓄熱量が多い=体温が高い、という理屈。
【日本人とアメリカ人の体温と赤血球の数の比較】
体温(平熱℃) | 赤血球の数(万個/μℓ) | |
日本人 | 35~37 | 400~500 |
アメリカ人 | 36~38 | 470~610 |
さらに、人種別の寒さの感じやすさについて調べた。
ブラジルで良く感じることだが、事務所、会議室、バス、飛行機、などの中の冷房が効きすぎて寒い。
ブラジル人は、それほど寒いと感じていないようで、日本人だけが厚着をしていることが多い。
これについてインターネットで調べると、主に3種類の答えが書き込まれていた。
①日本人だけが寒いと感じているのは気のせいで、その地域の環境に適応しているかいないかの違いだけ。
②日本人は欧米人よりも血液中の水分の量が多い。赤血球よりも水の熱伝導率が高いため、日本人は体の表層の熱を外部に放熱しやすい(外気の温度が低いと体の表層も早く冷やされる)。
③日本人は欧米人よりも肌の水分の量が多い。水分が多いと気化熱を奪われやすいので寒く感じる。
同じ環境でも女性の方が男性よりも寒く感じることがあることを考えると、上記①の「気のせい」以外の理由がありそう。
日本人の女性と男性の血液比重が違うことからすれば、水分の違いで説明できそうな気がする。
個人的な意見として、「②の説が有力で、③も関連あり」と思う。
【日本人の女性と男性の血液比重の比較】
血液比重の標準範囲 | |
女性 | 1.049~1.056 |
男性 | 1.052~1.060 |
(注)血液比重が少ない⇒赤血球が少ない(水分が多い)
この関連で、血液型の国際比較データを調べた。
国(民族)によって差が大きいことがわかった。
これほど国(民族)の差があるとは知らなかった。
【国別の血液型比率】
国 | O型 | A型 | B型 | AB型 |
ブラジル | 48% | 39% | 10% | 3% |
日本 | 31 | 38 | 22 | 9 |
米国インディアン | 78 | 16 | 4 | 1 |
米国黒人 | 17 | 82 | 0 | 1 |
米国白人 | 45 | 42 | 10 | 3 |
中国 | 46 | 23 | 25 | 6 |
イギリス | 47 | 42 | 9 | 3 |
インド | 31 | 19 | 41 | 9 |
グアテマラ | 95 | 3 | 2 | 0 |
ペルー | 71 | 19 | 9 | 1 |
(注)太字数字は比較的多い箇所。
以上、終わり。
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