行った回数は、1999年から2013年の間に5回。
ここはブラジルのミナス・ジェライス州の歴史的都市。
この場所の名前は「黒い黄金」を意味する。
1980年、街並みがユネスコの世界遺産に登録された。
近くに空港がないため、どうしても車で訪れることになる。
この町にあるオウロ・プレット連邦大学は有名で、私と一緒に仕事をしていたブラジル人の数人は、この大学を卒業していた。
山に囲まれた起伏の激しい町並み。
標高1000~1200mの山間部にある。
この町の起源は、17世紀末に起こったゴールドラッシュ。
一攫千金を夢みた人々がブラジル各地はもとより、ヨーロッパからも集まって町を造った。
もともとの名前はヴィラ・リッカ村。
反乱記念博物館=インコンフィデンシア博物館(Museu da Inconfidência)。
何も勉強せずに訪れたので、貴重な展示物があることを知らなかった。
ブラジル独立運動の先駆となったチラデンチスの「ミナスの陰謀」の関係資料を展示している。
このブログを書くために「地球の歩き方」を読んでいて、旅行前の勉強不足を悔やんだ。
館内の撮影は禁止されており、手荷物はすべてロッカーへ預ける必要がある。
チラデンチス広場。
広場のまん中にチラデンチスの銅像があり、その向こうに鉱物学博物館(Museu de Mineralogia da Escola de Minas)がある。
この博物館の鉱物学展示室は必見で、約2万5千点の宝石や鉱物が集められている。
宝石屋さんから購入を勧められたものと同じ種類の宝石がたくさん置いてあり、少しは知識があったおかげで興味深く見ることができた。
サン・フランシスコ・ジ・アシス教会(Igreja de São Francisco de Assis)。
ミナス・バロック建築の代表的作品。
内部は金鉱の街を象徴するかのように金をふんだんに施した装飾が施されていた。
ただ、ブラジルには素晴らしい教会が多すぎて、この教会の印象(特徴)を思い出そうとしても思い出せない。
サン・フランシスコ・ジ・アシス教会の前にあるコインブラ広場(Lgo de Coimbra)。
サポナイト(石鹸石)と呼ばれる粘土鉱物の加工品などが多く売られている。
露店の数は30~40くらいだと思う。
何か買って帰りたかったが、荷物が重くなることを考えてしまって、結局一つも買うことはなかった。
オウロ・プレットの近くに金鉱跡があり、中に入って観光することができた。
ここの入口では砂金採りも経験した。
大きな皿(パン)で砂を洗うと比重が重い砂金が皿の底に残り、(そんなはずはないが)簡単に砂金を集められそうな気になった。
町の名前は、ミナス・ダ・パシャージェン(Minas da Passagem)。
オウロ・プレットの隣の町、マリアナ(Mariana)にも行った。
ここも金鉱で栄えた町。
この町はミナス・ジェライス州で最も古い町で、1696年の創設。
1745年にミナス・ジェライス州で初めて村から市に昇格する際に、時のポルトガル女王の名前を市名に冠したそうで、大変由緒ある市名。
古い趣のある建物が多かった。
【参考】 地図
以上、終わり。
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