レンソイス・マラニャンセス旅行

ブラジル滞在時、レンソイス・マラニャンセス(Lençóis Maranhenses)に旅行に行った。

7月上旬に旅行は実現したが、最初に予定した5月には行くことができなかった。

5月のその日、私と同行者3人は旅行の準備をして車に乗り、飛行場に到着したものの、旅行途中の飛行場が霧で閉鎖となったため、飛行機が飛び立たなかった。

他のルートを聞いても目的地に着くことができないことがわかり、旅行を中止するしかなかった。

結局、5割近くのキャンセル料を払い、もう一度計画を作り直した。


この場所は日本のテレビ番組(世界の果てまでイッテQ!、世界ふしぎ発見!など)でとりあげられるようになり、知っている人も多いと思う。

日本からのツアーもある。


サンルイス (São Luís)の観光。

サンルイスは、植民地時代のポルトガル風建築が残っている町。

歴史地区の建物ほとんどがタイルで覆われているため、「タイルの町」として知られている。

サンルイスから次の日の目的地、バヘイリーニャスまでは車で約4時間。先は長い。




バヘイリーニャスの宿。

プール付きで、清潔な宿だった。

昼食後、砂丘へ向かう準備をした。

砂丘にはトイレがないことを気にする人が多いが、私は5~6時間くらい、トイレに行かなくても問題ない。







車に乗って出発。

ここでもトヨタ車が多かった。

赤道に近いが、思ったより暑く感じない。











川を渡った。

そこからの道は砂地でデコボコ。

しっかりとつかまっていないと車の外に落ちてしまいそうで、全身に力が入った。

けっこうなスピードで走ることもあって、ジェットコースターに乗った気分だった。

車に乗った時間は、約1時間。






車を降りてから白い砂の上を300mくらい歩いた。
















突然、エメラルドグリーンの池が出現。

かなり、でかい。

白と青だけの不思議な世界だった。

砂丘の砂の成分がほぼ100%石英で構成されているため、普通の砂より白く見える。

まさに奇跡の光景。

トイレ、更衣室、水道、電気はない。





1時間ほど泳いだと思う。

水の中に魚がいると聞いていたが、魚を見ることはできなかった。

魚のいる湖までは、車を降りて砂丘を1時間ほど歩くという情報もあった。

観光シーズンだというのに、人は少ない。






夕暮れが近付いてきた。
















夕日を待つ人たち。
















夕日。















帰りの渡し船は、それを待つ車で渋滞した。

待っているあいだに、露店で軽食を食べた。

たまたま左の写真の写っている外国人もそうだが、日本のメーカーの高級カメラを持っている人が多かった。









次の日、川を下って小レンソイスと大西洋を見る一日ツアーに参加。

写真に写っているボートで大西洋まで下った。













小レンソイスの近くには子ザルがいた。
















マンダカルー町の灯台。

高さ35mの灯台の中はらせん階段があり、頂上まで登れるようになっていた。













灯台の上から見た景色。

















マンダカルーを出たボートは、5分ほど川を下ってすぐ対岸のカブレーに上陸。

ここのシーフードレストランで昼食をとった。

レストランといっても、ドアなどない海の家のレストランで、昼食と周囲の散策を含めて、2時間ほどの休憩タイムがあった。


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今回の旅行でも大自然を肌で感じることができた。

十分に開拓されていないため、行き帰りだけで疲れてしまったり、トイレがなかったりと不便なことも多いが、そんなことを忘れるほどの達成感が味わえた。




Data
Horário
Ação
Lugar
Nota
04/07
(qui)
8:10
Partida

Carro
9:30
Partida(空港発)
Aeroporto
Azul4373
10:18
Chegada(ベロ着)
Aeroporto(CNF)
Belo
11:00
Almoço


12:16
Partida(ベロ発)
Aeroporto(CNF)
Azul4235
15:00
Chegada(サンルイス着)
Aeroporto(SLZ)
São Luis

City tour
São Luis

18:00
Chegada(ホテル着)
Hotel
Holiday Inn São Luis
19:00
Jantar


05/07
(sex)
6:00
Café da manhã
Hotel
Holiday Inn São Luis
7:25
Partida(ホテル発)

Carro
12:00
Chegada(ホテル着)
Barreirinhas
Pousada do Buriti
14:00
Partida→Parque Nacional



砂丘観光
Lençóis Maranhenses
デコボコ道がつらい
19:00
Chegada(ホテル着)
Hotel
Pousada do Buriti
20:00
Jantar


06/07
(sab)
6:30
Café da manhã
Hotel
Pousada do Buriti
8:15
Partida→Rio



川下りなど
Rio Preguiças

15:20
Chegada(ホテル着)
Barreirinhas
Pousada do Buriti
16:00
Partida(ホテル発)

Carro
20:00
Chegada(ホテル着)
Hotel
Grand São Luis Hotel
20:30
Jantar


07/07
(dom)
3:25
Partida(ホテル発)
Hotel
Carro
5:15
Partida(サンルイス発)
Aeroporto(SLZ)
Gol1081
9:45
Chegada(ベロ着)
Aeroporto(CNF)
Belo
10:00
Partida(ベロ発)
Aeroporto(CNF)
→Compras
Carro
16:00
Chegada







【参考】サンルイスとレンソイス・マラニャンセスの地図





以上、終わり。

真上の太陽

日本は北回帰線の北側にあるため、ほとんどの日本人は真上に太陽がくることを経験したことがない。

私がブラジル滞在時、南回帰線の少し北側(南回帰線と赤道の間)に住んでいたので、年に2回、太陽が真上を通過することを経験した。

そのことを記録しようと思って工夫してみた。


【参考】世界地図と回帰線の位置関係(Wikipediaより)

ファイル:Wendekreise.png
回帰線(かいきせん、英: tropic)は、赤道傾斜角の補角(地球では23度26分)より低緯度の地域である。至線(しせん)ともいう。

太陽が地表を照らす角度(太陽高度、仰角)は季節と時刻によって変化する。いちばん角度が大きくなる正午ごろの場合(このときの太陽の角度を南中高度という)、春分と秋分の日には赤道上で垂直に照らす。また北半球の夏至には北緯23度26分で、北半球の冬至には南緯23度26分で太陽が垂直に照らす。この緯度が最も高緯度で太陽が天頂に来る地域であり前者を北回帰線、後者を南回帰線、あわせて回帰線と呼ぶ。

まず、フリーソフト「つるちゃんのプラネタリウム」を使って太陽が真上にくる月日、時刻を調べた。

天気を気にしながら、その時刻の前に外に出て、電柱の影の撮影を開始。

少しづつ電柱の影が小さくなり、2011年11月19日12時35分、影が見えなくなったのを確認した。

そして、しばらくすると、さっきと反対側に影が見えはじめた。

太陽が真上を通過したことを確認した。





2011年11月19日 12時30分

電柱の影が西側にある

(写真右側が西)






(5分後)

11月19日 12時35分

電柱の影がない=太陽が真上







(10分後)

11月19日 12時40分

電柱の影が東側にある







太陽が真上になったとき、ついでに、私の足元を撮影してもらった。

私の影が小さい。

この日は天気が良くて、日差しが痛かった。








次の年(2012年)、前回は電柱の影の写真を撮影したが、電柱が垂直に立っていないという意見があると思って、別の方法に変えた。

新しい方法は、ベランダで定規の先にゴルフの練習用の玉を付けた紐を垂らし、その影が紙に写るようすを写真に収めた。





2012年1月24日 12時30分

玉の影が西側にある









1月24日 13時2分

定規と紐と玉の影が重なった=太陽が真上









1月24日 13時30分

玉の影が東側にある












別の方法でも試したが、天気が悪くて撮影できなかった。

日本では「太陽の位置は南側」が常識だが、回帰線より赤道に近いところにいると、太陽の位置が南側のときもあるし、北側のときもある。

そのため、ブラジルで住み始めたときは、方角と太陽の位置がスーっと頭に浮かばなかった。

しばらくしてから、季節と方角と太陽の位置がイメージできるようになった。




以上、終わり。




カンボジア旅行

カンボジア旅行の記録を紹介する。今回の旅行の目的はカンボジアの遺跡を見ること。 2年連続で海外の遺跡観光をすることになった。カンボジアの遺跡が造られたのは9~13世紀。昨年訪問したメキシコの遺跡は4~11世紀。ほとんど年代が重なるが、少しだけカンボジアの遺跡が新しい。 旅...