リオのカーニバル旅行

ブラジル滞在時、リオのカーニバル(Carnaval do Rio)を見にいった。

場所は、オスカー・ニーマイヤーが設計したSambódromo(サンボドロモ)。


まず、中心街にあるホテルで旅行社のバスを待った。

17時に来てくれる予定だったが、実際に迎えが来たのは19時。

19時直前に一度ホテルで客に声をかけたようで、ポルトガル語が理解できない私たちだけは気がつかず、バスは出発したらしい。

しばらくしてから客の数が足りないことがわかり(推定)、引き返してきてくれた。



会場に到着したときは日没前だった。

客の数は少なかった。

コンクリートに座席番号が書いてあり、自分のチケットの番号が書かれた座席に座った。

日中の太陽光で暖められたコンクリートは熱をもったままで、貸してもらった座布団だけで耐えるしかなかった。

低温サウナに10時間も入っていたことになる。

雨だったらもっと苦痛だったかもしれないが・・・。




私たちが座った階段席の下に升席があり、その前をパレードが進む。

升席は超至近距離でパレードを見ることができる。

左の写真では、中央の白い道路を奥から手前に向かってパレードが移動してきた。

全長約700m。





カーニバル会場
ネットで調べると、左図で解説しているものがあった。

この図では手前が入口で、向こうが出口。

私が座った場所は真ん中より少し出口寄りのSector9。

Sector9の席料は、このときの為替レートで約4万円で、ツーリスト向けの値段に吊り上げられていた。




Sector
種類
2or3
4or5
6or7
8
9
10or11
階段席
約1.9万円
約2.4万円
約2.8万円
約3.1万円
約4万円
約1.9万円
升席
約7.5万円
約8.1万円
約8.9万円
約9.3万円
約9.3万円
約7.5万円



パレードがスタートしたのは21時。

と言っても私の前に来たのは30分後だった。


Rainha da Bateriaと呼ばれる楽器隊の女王。

楽器隊の前を歩く。

厳しいオーディションに勝ち抜かないとなれないらしい。

芸能人がなることも多いとのこと。







装飾された大きな山車(Alegoria)と衣装を着て踊る人たち(Ala)。

この日のパレードは6チーム。

チーム毎にテーマを決めていて、各チーム共、毎年異なったテーマを演じる。

最初のチームのテーマは「物語」。

よくわからないが、有名な物語(TV番組を含む)が演出されているようだった。




この山車も1チーム目。

各チームが6~8つの山車を出していたと思う。

チームの構成は、衣装を着て踊る人たち(Ala)、楽器を演奏する人たち(bateria)、装飾された大きな山車(Alegoria)、旗持ち(Mestre-Sala・Porta-Bandeira)、パレードの先頭で全体を引っ張る露払い(Comissão de Frente)など、1チームあたりだいたい3000人~5000人。




この山車も1チーム目。

観客は立ち上がって見物するのが普通で、各チームのパレードの間の30分だけ座っていた。

1チーム目、2チーム目は元気だったが、3チーム目(24時過ぎ)くらいから疲れてきた。






鮮やかな衣装で踊る人たち。

一般的に外国人は声の大きい人が多いと思う。

私の隣に座っていた外国人のおばさんも声が大きく、わーわー言う声が耳についた。







パレードはコンテストなので、山車、踊り、演奏などの構成要素のほかに曲、全体のまとまりなど10項目に対して審査が行われる。

その点数で順位を決定するが、点数を決めるのは左の写真の中央の人たち。

JULGADORES(審査員)と書いてある席。

優勝賞金は、なんと1000万レアル(約4億円)。



楽器隊の女王が審査員席の前で自慢げに踊る。

私たちの席は審査員席の向いの席だったので、ダンサーの踊りをじっくり見ることができた。

ただ、残念だったのはダンサーが意識していたのが向こう側の審査員席だったこと。






太鼓を持って歩く人たち。















印象的な山車。

この山車を見た時刻が夜中の3時ごろ。

かなり疲れてきた。









3時を過ぎたころ帰る人が増えてきた。

私たちが会場まで乗ったバスも3時に迎えにきていたはず。

希望者は迎えのバスで帰ることができる。

私たちはホテルを予約していなかったため、最後まで会場にいた。




最後のチームの山車。

1チームが1時間30分かかるので、6チームだと計9時間。

21時開始で朝6時に終了。

よく我慢して見ていたと思う。

一生に一度でなければ3時に帰っていた。




審査の結果、優勝したチームは、この日の最後に登場したVila Isabel。

前年は3位だったらしい。

最後まで見ていてよかった。










【スケジュール】



Data
Horário
Ação
Lugar
Nota
11/02
(seg)
9:00
Partida(Apt)


10:20
Partida

Azul 5335
12:20
Chegada(GRU)
São paulo

14:45
Partida(GRU)

Azul5632
15:58
Chegada(SDU)
Rio de Janeiro
荷物はGuarda Volumes
16:50
Chegada(Hotel)
Rio
Merlin Copacabana Hotel
17:00
Partida(Hotel)
Rio
Merlin Copacabana Hotel
18:00
Chegada( Sambódromo)
Rio
Sambódromo Setor9
21:00
Partida(Carnaval)
Rio

12/02
(ter)
5:10
Final(Carnaval)
Rio

8:00
Partida(Sambódromo)
Rio

8:30
Chegada(Hotel)
Rio
Merlin Copacabana Hotel
9:30
Chegada(SDU)
Rio

10:45
Partida(SDU)
Rio
TAM3919




以上、終わり。



腕時計をしている人の割合

ブラジル滞在時、腕時計を着用している人の割合を調べた。

腕時計着用率は34%で、日本人に比べて非常に少ないと思った。

ブラジル人は、時間を守ることの意識が低いが、それとの関係があるかもしれないし、経済的な理由かもしれない。

一人の運転手さんに聞くと、以前は腕時計をはめていたが、携帯電話を持ち始めてから腕時計をしなくなったとのこと。

別の運転手さんが高級そうな腕時計を持っていたので見せてもらったら、CITIZENの時計だった。

20年前、仲間に隣の国(パラグアイ)から安く買ってきてもらったらしい。

ブラジルの店で日本製の時計を見ることは少ない。

インターネットでは、日本人の66.2%(281/500)が普段の生活の中で腕時計を着けていると書かれていた。


腕時計を着用している人の割合

月日
場面
調査人数(人)
時計あり(人)
率(%)
6月23日
サッカーの見物
30
10
33
7月12日
会議の休憩時間
12
6
50
7月24日
レストラン
10
3
30
7月26日
会社の事務所
14
3
21
7月27日
町の朝市
10
3
30
9月3日
歯医者
3
3
100
9月3日
会社の食堂
21
6
29
合計 
100
34
34



以上、終わり。


カンボジア旅行

カンボジア旅行の記録を紹介する。今回の旅行の目的はカンボジアの遺跡を見ること。 2年連続で海外の遺跡観光をすることになった。カンボジアの遺跡が造られたのは9~13世紀。昨年訪問したメキシコの遺跡は4~11世紀。ほとんど年代が重なるが、少しだけカンボジアの遺跡が新しい。 旅...