イースター島旅行

イースター島に行ったので、その記録を紹介する。

イースター島に行く前に、できれば下記2つの本を読んだ方がいい。

①ヘイエルダール著 「コンチキ号漂流記」 
不思議な石の文化はどこから影響をうけたのか、自ら確認した物語。

②ヘイエルダール著 「アク・アク―孤島イースター島の秘密」 
イースター島の文化と歴史の調査結果。

絶版になっているかもしれないが、Amazonで売っている。


イースター島の空港(マタベリ国際空港)。

空港の規模とは不釣合いな、南米最長クラスの3318mの滑走路を持つ。

これは発着便の全てが遠距離便になり、かつ洋上を飛行する(陸地への不時着ができない)ため燃料を大量に積む必要があることや、かつて、アメリカのスペースシャトルの緊急用着陸場として使われることが想定されていたことに由来する。


車に乗って島内を観光した。














ガイドさん(中央)と同行の人たち。

若い日本人夫婦もいた。











マタベリ空港の滑走路の東端に近くのビナプにあるアフ(石組みの祭壇)は、島にあるアフのなかでも最も精巧に石組みが施され、南米インカ時代以前の石組みに酷似しているので、考古学者のヘイエルダールなどが南米起源であるという説を提唱したほど。

私も、クスコ、マチュピチュの石組みと同じものだという印象を受けた。




プナパウは、モアイ像が頭に乗せている帽子のようなプカオ(左の写真)が切り出されたところ。













アキビという場所は、海を向いて立っている7体のモアイ像がある。

初期に製造されたモアイ像だとのことで、プカオは乗っていない。











アフリアタは、ハンガロア村の近くにある。














立っている像だけでなく、倒れているものも多かった。

島内の戦争で倒されたとのこと。

ここは、2日目に最初に観光したバイフ。









トンガリキのモアイ像。

1960年のチリ沖大地震津波によって押し流されたが、日本のクレーンメーカー:タダノの協力によって修復された。

その後、2006年にタダノがクレーンを寄贈したことから、トンガリキに記念プレートが立っている。






ラノララクのモアイ像。

この写真は、旅行ガイドブックによく使われる構図。












アナケア海岸。

椰子の木が立ち並ぶ白砂ビーチ。














アナケア海岸近くのモアイ像。















夕日。















広場に鉄棒があったので、逆上がりをしてみた。

20年くらい逆上がりをしてなかったが、かなり頑張った結果、なんとか成功した。

小学生のころは頻繁に鉄棒で遊んだおかげで鉄棒は得意な時期があり、大人になってからも鉄棒を見つけると、懸垂などで実力を試していた。

この場所は他に遊んでいる人がいなかったので、懸垂でなく、少しだけむずかしい逆上がりで実力を評価した。








3日目の観光は、オロンゴ岬。

島の南西部に死火山の火口があった。

写真ではわかりにくいが、火口が湖になっている。









日本のタダノがモアイ像の修復に協力したということもあるし、走っている車やバイクの多くが日本製ということもあって、非常に親しみを感じた。

冒頭で紹介した①と②の本は、技術資料という意味では評判が悪いらしいが、旅の事前情報としておもしろい。探検小説と思って読んでもいいと思う。

事前情報の有無で旅の「わくわく感」が変わることは頻繁に経験した。

以前、東京から九州に出張する機会があったので、わざわざ寝台列車を予約し、事前に西村京太郎の「寝台特急殺人事件」を読んでから乗車した。

小説の登場人物になったような気分で、わくわくしながら出張したのを覚えている。


【スケジュール】






日程都市交通機関時間日程食事
9月21日サンティアゴLA-84109:15サンチアゴからイースター島へ。朝:X
(金)イースター島混載13:10送迎 空港→ホテル(混載・英語ガイド)。昼:X
混載15:00半日、アキビ観光(混載/英語ガイド)。
(プナパウ、アキビ、アフリアタなど。約3時間)
イースター島ホテル:OTAI(スタンダード)夕:X
9月22日イースター島混載09:00終日観光(混載/英語ガイド) *ボックスランチ込み。朝:ホテル
(土)(バイフ、アカトンガ、トンガリキ、ラノララク、テピトクラ、アナケナ)昼:ボックス
*国立公園入場料(大人一人約US$60) は別。現地で支払い。夕:X
イースター島ホテル:OTAI(スタンダード)
9月23日ホテルチェックアウト。朝:ホテル
(日)イースター島専用午前半日、オロンゴ観光(専用/英語ガイド)。昼:X
(ラノカウ、オロンゴ、タハイなど。約3時間)夕:X
午後自由行動。
混載送迎、ホテル→空港(混載/英語ガイド)。
LA-84718:15イースター島からリマへ。
リマ23:10リマに到着。


【地図】



以上、終わり。



カンボジア旅行

カンボジア旅行の記録を紹介する。今回の旅行の目的はカンボジアの遺跡を見ること。 2年連続で海外の遺跡観光をすることになった。カンボジアの遺跡が造られたのは9~13世紀。昨年訪問したメキシコの遺跡は4~11世紀。ほとんど年代が重なるが、少しだけカンボジアの遺跡が新しい。 旅...